Travel Weeklyは姉妹メディアTravel Westに寄せられた寄稿文を転載し、旅行会社の安売り問題に対して警鐘を鳴らしている。

文章はフロリダ州でツアーオペレーターを営み旅行業の教育プログラムも運営するケイト・トーマス氏が書いたもの。テレビのニュースを見ていたら「旅行会社を使う理由」の特集が始まって興奮したものの、その内容がいかに旅行会社がより安い旅行代金を実現するかを伝えるものでがっかりしたとのこと。

そして旅行業界の仲間たちに対して、人々の注目が集まる場所で旅行業の価値について話す機会があったとして、そこでは割引の切り口を絶対に避けるよう訴え。「旅行代金だけで選んでくる顧客は、旅行代金だけであなたを見捨てる」としている。

そして、価格やアメニティに焦点を当てた競争は旅行業の個人のみに影響を与えるものではなく、実際の予約につながらないサプライヤーへの無意味なリクエストが増加するなど旅行観光産業全体のエコシステムに悪影響を及ぼすとも指摘。

最後には、「顧客が持ち得ない知識や人脈によってお客様の旅行計画を導く信頼できるアドバイザー」であることこそが価値であるとし、「あなたは割引クーポンではない。あなたは旅行のプロだ」と呼びかけている。

実際の文章では、問題点の具体的考察や旅行業が取り組むべきとトーマス氏が考える点についても記されている。