Travel Weekly Asiaによると、オランダ政府がスキポール空港の発着便数の上限を引き下げることにより航空会社24社が夏ダイヤで路線を運航できなくなる見通し。
過去から続く運航実績がないことが理由で、実績のある84社についても3.1%の削減を迫られる。これにより、例えばデルタ航空は夏ダイヤの期間中に252便の発着枠を失うとのこと。
これに対して米運輸省(DOT)は上限引き下げの計画が米欧間のオープンスカイ協定に違反していると認定。11月13日にオランダ政府と欧州委員会と協議する予定という。
米国では、24社のうちの1社となったジェットブルー航空とエアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)がDOTに対してオランダ政府の決定はオープンスカイ協定違反であると訴え。ジェットブルーは対抗措置としてKLMオランダ航空のJFK線も制限するよう求めており、DOTも13日の協議の結果次第では「適切と思われる更なる措置」を検討するとしている。