AIRLINE WEEKLYによると、オランダ下院で気候変動対策の一環として新たにスキポール空港での乗り換え旅客とプライベートジェット旅客に課税する案が提出された。得られた税収によりオランダ国民のエネルギー費用負担を軽減するという。

これに対してKLMのCEOはLinkedInで「税金の上乗せは旅客を国外の空港に追いやるのみで、よりクリーンな航空輸送を保証するものではない」などと断固反対を表明したとのこと。KLMの乗り継ぎ旅客の割合は全体の6割だが、課税されれば乗り継ぎ需要の最大36%もを失う可能性があるとも訴えている。

オランダでは、騒音問題も理由としてすでにスキポール空港の年間発着回数の上限を引き下げることも決定している。