米Travel Weeklyによると、エクスペディアグループが旅行会社経由の販売を強化している。
同社のTAAP(Travel Agent Affiliate Program)のVPが説明しているもので、かつてはグループ全体でB2B事業のポテンシャルの大きさが認識されていつつもそれにふさわしい投資はされていなかったとのこと。
しかしコロナ禍の2022年10月に同氏が着任した頃から力を入れ始めており、昨年の第3四半期決算ではB2B事業の売上高が前年から26%増加。現在は約30の市場の3.5万社超、10万人以上に利用されており、特に2023年は「途方もない」成長を実現し、なかでも米国が全体を牽引したという。欧米で旅行会社の利用が回復していることも一因と見られる。
今後もAIや機械学習、決済などのテクノロジー開発などにより好調さを維持すると予測している。開発では、現在は消費者がexpedia.comで目にするものと似ているTAAPの旅行会社向けプラットフォームを、よりニーズに合った新しいUIとして新たな決済機能を導入することなども計画。今年中には稼働予定という。