各国(特にアメリカ)でワクチン接種の進展とそれによる顕著な需要回復が報告されるようになってきました。かたや日本では東京の感染者が増加傾向に転じているのに緊急事態宣言を終えるというよく分からない判断をしようとしており、世界が希望に満ちた雰囲気を醸し出しはじめているのとの対比に悲しくなります。宣言終了自体は嬉しくなくはないですが、根拠に基づいた科学的な判断でなければ足並みを揃えて前に進むことはできないでしょう。
隣の芝生が鮮やかに見えているだけという可能性もなくはなく、ベルギーでも中小の旅行会社が「Save or Sink」、生きるか死ぬかだという悲痛な叫びを上げています。とはいえ、そういった声を集団として上げられていてそれが一般紙にも取り上げられるという点は、豪州や英国でも同様の取り組みはありましたがやっぱり羨ましく感じられます。