金曜の当欄で次のパンデミックだ地震だと可能性を書いたところ、土曜の夜にまた大きな揺れが来てしまいました。東日本大震災から約10年というタイミングで、更なる揺れが来ないことを祈ります。杞憂という言葉は空が落ちてくるという想像が元に「無用な心配」を意味しますが、残念ながらこういったリスクが杞憂に終わることはなさそうです。
もちろん、未来に目を向けた時に南海トラフや新型◯◯ウィルスといったリスクに対して抜本的な解決策がそうそう見つからないのも事実で、多くの場合は見て見ぬ振りをすることになります。
このようにみんなが気付いているけれども誰も口に出さない問題を英語では「部屋の中にいる象(the elephant in the room)」と表現しますが、こと業界内に共有されるリスクについては答えは見つからずとも議論はしていくべきだろうと思うところで、そのような勉強会、意見交換の場を作れないかと思案しています。