ミャンマーでリバークルーズを運航するパンダウクルーズが、国軍による弾圧に反対し、市民を支援している。パンダウクルーズは軍によるクーデターを公に批判する数少ない旅行関連企業の1社で、これまでに軍などの武力行使の犠牲となった市民の家族数百組に経済的支援を提供。また、医療や食料の支援もおこなっており、これまでに12万米ドル超の寄付も集めているという。

パンダウは平常時には7隻のラグジュアリーリバークルーズ船をミャンマーで運航しているが、現在はコロナとクーデターにより休止中。市民の支援は客船の乗組員がボランティアで実施している。

国民は飢餓に直面しているといい、食糧支援ではこれまでに500箱を配布しているが人口5600万人の国にとっては当然不十分で、体制の充実を急いでいるところ。

現地は現在、「帰宅中に運悪く警察に出くわしたという程度の理由で市民が射殺される」ような状況で、大都市だけでなく小さな町や村ですらそうした事態が発生。パンダウクルーズのある船長は抗議活動に参加して逮捕され、釈放の望みは薄いという。

寄付はこちらからVisaカードまたはMasterカードで可能。またこちらのサイトでは現地の様子を伝える画像や映像が保存、共有されている(※遺体と思われる凄惨な画像も含まれているので要注意)。