サウジアラビアや欧州は中国製ワクチンを認めず、WHOは2件目承認も
サウジアラビアはファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、ジョンソンアンドジョンソンのワクチンを接種していることを入国の条件としたが、シノバックやシノファームの製品は対象外と決定。これに対して、中国製ワクチンに頼るパキスタンやマレーシアは再考を要望している。
EUも域外からの受入条件の緩和に際して欧州医薬品庁の認めるワクチンのみを対象としており、中国製は今のところ除外されている。
一方WHOはシノファームに続いてシノバックの緊急承認も認めているところ。
中国製ワクチンは「ワクチン外交」の結果として中国以外の国々にも広く提供されていることもあり、観光産業のグローバルでのリカバリーという観点からもEUなどが今後どのように判断するかに注目が集まる。