Travel Weeklyによると、ハワイへの渡航者数は2月に23.5万人であったところから3月には44万人となり、4月には48.4万人となってコロナ後の最高値を更新した。4月までの累計130万人で見ると、2019年比60%減、2020年比でも38%減と完全回復はまだ先だが、ワクチン接種も着々と進み、行動制限緩和も見えてきている。

2019年4月は85万人で依然として43%減だが、4564人に留まった2020年比では100倍以上の増加となっている。また、観光消費額は8.114億ドルで19年比38%減まで回復した。

Travel Off Pathによると、6月5日現在のワクチン接種率は52%で、州知事は6月15日から島間の移動制限を終了することを発表。加えて、接種率が60%に達した段階で米他州からのワクチン接種済み旅行者について検査や隔離の必要なく訪問可能にし、さらに接種率が70%となった時には旅行に関わるすべての制限や対策を終了する方針も示した。

70%の達成は夏の間に完了すると期待されていて、具体的には約40万回の接種が必要である中で、週あたり5万回であれば8週間で負えられるとの計算になるという。

ちなみに、ハワイでもワクチン接種に対するインセンティブは用意されており、店舗での割引などのほか、ハワイアン航空は100万マイルを賞品として提供しているという。