プーケット島が7月1日に、当初計画通りにワクチン接種済み外国人旅行者の隔離なしでの受入を再開した。タイ国際航空のほか、シンガポール航空やエミレーツ航空、エティハド航空などが直行便を就航し、欧米や中東から約300人の旅行者を運んだという
Travel Weeklyの記事では、現地ホテル関係者の話として数週間は混乱もある可能性があるものの、次第にルールも明確化していくと期待する声を紹介。7月1日から15日までで、延べ2万4972泊の予約が入っているという。
またReutersは、プラユット・チャンオチャ首相が現地を視察し、プーケットの成功が10月の全国的な再開に繋がることに期待を示したことを伝えている。同記事によると、第3四半期に10万人の外国人旅行者がプーケットを訪れ、89億バーツ(約309億円)の観光収入を生み出すことが期待されているという。
一方、Reutersの別の記事では、建物が売りに出ていたり借り手を募集していたり、コンビニエンスストアが閉まっていたりと以前と同じプーケットではなくなっている現実も紹介し、中小企業の支援が鍵になると書いている。
訂正案内(2021年7月2日15時09分):タイトルが「入国可能に」となっていたところを「入国」に変更しました