各国でワクチン接種が進み、一方でデルタ株への懸念も高まる中で、旅行観光関連企業や飲食施設が従業員や顧客にワクチン接種を求める動きが広まっている。
THE POINTS GUYによると、ブロードウェイリーグは10月まで、観客に対してワクチン接種の完了か、ワクチン接種が認められていない年齢の場合は検査による陰性を義務付けることを決定。
また、米2施設で屋内でのマスク着用義務を復活したディズニーは、秋以降に一部の例外を除いて従業員にワクチン接種を求めることを決定。さらに、サンフランシスコのバー経営者の団体は、会員のバーに対して入店時にワクチン接種か検査による陰性の証明を求めるよう推奨する声明を発表した。
さらに、シェイク・シャックなどを運営するユニオン・スクエア・ホスピタリティ・グループも、グループのフルサービスレストランでは、店員と来店客の双方にワクチン接種の証明を求めるとのこと。
このほか、メキシコのキンタナロー州でもホテルやレストランでワクチン接種済みか陰性であることの証明が求められており、さらに企業単位でもGoogleやFacebook、Twitter、ゴールドマン・サックスなどが従業員に対しワクチン接種について何らかの制約を設けている。
また、カンタス航空のアラン・ジョイスCEOも、「航空産業の従業員はワクチン接種が義務付けられるべき」との考えを表明している。