Travel Weeklyによると、カタール航空が運航する米国線は、2019年8月には10都市に合計333便だったが、今年の8月は12都市に528便を予定しており、便数は58.6%増と大きく増加している。
特にシアトル路線とサンフランシスコ線を増強しており、これはワンワールドに加盟したアラスカ航空とのシナジーが見込めるため。両社は7月1日にコードシェア契約を締結し、シアトルとサンフランシスコ経由の150路線についてカタール航空便名を付与している。
また、同じくワンワールドのパートナーであるアメリカン航空との関係も深化しており、ダラス・フォートワース、ワシントン・ダレス、シカゴ・オヘア、ロサンゼルス、ニューヨーク・JFK、マイアミへの路線も追加した。
カタールと周辺国の国交が回復したことで、米国線を運航する際にサウジアラビアやエジプト上空を飛行できるようになり、これまでのイランやイラク上空経由では不可能だったアメリカン航空とのコードシェアが実現した。
さらにジェットブルーともコードシェアを実施しており、3社との提携による路線網はスカイチームとデルタ航空、スターアライアンスとユナイテッド航空よりも充実しているという。