Business Travellerによると、デルタ航空は10月にシアトルとデトロイトからロンドンへの運航を再開する。シアトル線は7日から週2便で、デトロイト線は11日から週4便。

さらに、JFK線もすでに週7便のところを10月6日から週14便とする。アトランタからもデイリー運航しており、合計便数は週30便に迫ることになる。

また同じくBusiness Travellerはブリティッシュ・エアウェイズが8月中に米国線を拡充する計画も伝えており、JFK線は8月16日から現行の週17便を週21便とするほか、ロサンゼルスとシカゴは16日から週7便を週10便に、シアトル線は23日から週4便を週7便とする。

ロサンゼルス線は23日に週14便へとさらに増やす計画。ブリティッシュ・エアウェイズでは、9月にかけてさらなる増強も計画しているという。なお、JFK空港ではターミナル7のラウンジも16ヶ月の閉鎖を経て営業を再開している。

ブリティッシュ・エアウェイズでは、英国側の制限緩和の発表から数時間で予約がほぼ倍増するなど需要の顕著な回復が見られているとしている。

ヒースロー空港の利用者数も急回復中で、Business Travellerの別の記事では、7月の旅客数が150万人を超えて昨年を74%上回り、2020年3月以来の高水準に達したという。特に北米線は230%増と大きく増加している。JFKについては、ジェットブルーもロンドン線の運航を開始済みだ。

また、米国以外でも、Breaking Travel Newsはエミレーツ航空が英国路線の座席供給量を拡大していることを報じている。10月までに週73便を運航する計画で、ロンドンには1日6便を設定するほか、マンチェスターもA380を1日2便運航する。ロンドンも6便のうち4便はA380となるという。

なお、エミレーツ航空は米国などへの路線も積極的に増加しており、すでに米国には12都市へ週70便を運航しているが、例えば8月13日からはJFKへの1日4便目をA380で追加する計画だ。