豪州では海外との往来禁止が12月17日まで延長されたが、The Sydney Morning Heraldによると、早ければ11月にも一部の国への渡航が可能になる可能性があるという。現在準備を進めているワクチンパスポートの導入を前提としたもの。
豪州では、接種率が80%に達した段階で往来を再開する計画が発表されているところで、11月の可能性もこれに従ったもの。AUSTRALIAN AVIATIONによると、現在の全国レベルの接種率は40%未満だが、ニュー・サウス・ウェールズ州とビクトリア州、首都特別区(ACT)は11月に80%に達する可能性があり、モリソン首相はそれらの州は先行して出入国を可能にしたい考えという。西オーストラリア州やクイーンズランド州は接種が遅れている。
最初に渡航が認められる国は、ニュージーランドとシンガポール、太平洋諸島諸国が挙げられている。
ワクチンパスポートは、現在のところ早ければ10月にもデジタルと紙の両方で発行が可能になるとのこと。パスポートのチップを活用する案も検討されているという。トラベルバブルについても、各国との調整を進めているところだ。
なお、カンタス航空は12月以降の国際線再開を計画しており、日本も就航先の中に含まれている。