英国では、相手国の感染状況に応じて赤、黄、青(実際にはred, amber, green)の3色でリスクを色分けする「信号機」システムを導入し、それによって英国への帰国時(入国時)に必要な隔離などの措置を決めているが、Travel Off Pathによると今後数週間のうちに見直される可能性があるという。

信号機システムは、当初は低リスクの国が順次増えて往来再開が進んでいくものと期待されていたが実際にはそうはならず、規制の見直しなどもあって混乱が起きてきた。

見直しは、ワクチン接種済みの旅行者についてワクチン接種率の高い他国への渡航を容易にすることを意図したもので、「赤」色の高リスク国リストのみ残り、残りの2色は廃止されるという。

英国では9月末で一時帰休の賃金支援が終了し、旅行業界で働く何千人もの従業員が影響を受けることから、旅行需要の回復への要求が高まっている