エアバスは9月21日、電動飛行機「CityAirbus」の開発計画を発表した。固定翼とV字型の尾翼に合計8つの電動プロペラを備え、最大4人を二酸化炭素を排出することなく運ぶことが可能。

CityAirbusは時速120kmでの飛行が可能で、航続距離は80km。試作機の最初の飛行は2023年を予定する。

電動飛行機の市場では、バーティカル・エアロスペース社がアメリカン航空から最大250機、ヴァージンアトランティック航空から最大150機を受注。また、ユナイテッド航空はスウェーデンのハート・エアロスペースに100機を発注したほか、アズールブラジル航空はドイツのリリウムから最大220機を10億ドルで購入する計画だ。

また、エンブラエル系のイブもケニア航空や豪州企業と「空飛ぶタクシー」事業の実現に向けて提携を発表しているところで、このほかロサンゼルスやフロリダでも同様にeVTOL(電動垂直離着陸機)の運航計画が進んでいる。

さらにSimple Flyingによると、ブラジルのGOLも9月21日にバーティカル・エアロスペース製の機体を最大250機入手する計画を発表した。