Executive Travellerによると、シンガポールのイスワラン運輸相は「ワクチン接種完了トラベルレーン(Vaccinated Travel Lane、VTL)」の次の対象国として、日本や豪州、ニュージーランドなどの国々との合意に期待を示した。

シンガポールは「ウィズコロナ」への転換で世界をリードしており、9月8日からVTLをスタートしたドイツとブルネイに加えて、10月19日からは英、仏、伊など欧6ヶ国と米国、11月15日から韓国からもVTLを開始する計画。

運輸相の発言はこの次の展開を念頭に置いたもので、すでに順調に進んでいる他国とのVTLの枠組みを活用して早期の実現を目指したい考え。

シンガポールでは6月末の段階で閣僚がウィズコロナに切り替える方針を示し、首相も「永久に国境を閉じていることはできない」と繰り返し発言している