入国制限の緩和とともに旅行需要が回復する欧米で、航空会社の路線も運航再開が続いている。
Routes Onlineによると、デルタ航空は第4四半期で2019年比80%、来年下半期には100%まで戻せると予測。今年第3四半期は71%で、特に国内線は84%まで回復。国際線では、太平洋が33%、大西洋が44%に留まったが、中南米は93%となったという。
また、Business Travellerによると、エールフランスは来年3月までに米国線の座席供給量が2019年比で90%にまで回復する見通し。すでにJFKやボストンなど11空港へ運航氏と襟、主要路線では増便や大型化も予定。ザンジバルやマスカット、コロンボへの新路線追加、香港やシアトルへの路線のコロナ後初めての再開も予定している。
このほか、BUSINESS TRAVEL NEWSによると、ユナイテッド航空は来春に新路線の開設を計画。レジャー需要をターゲットにしたもので、5月と6月にニューアークからベルゲンとパルマ・デ・マヨルカ、テネリフェへ就航。いずれも唯一の直行便となり、ベルゲン線は米系として唯一のノルウェー直行便にもなるという。
さらに、ワシントンDCからヨルダンのアンマンへの路線も米系で唯一、ニュアークからポルトガルのポンタ・デルガダへの路線はニューヨークエリアからアゾレス諸島への唯一の便となるという。このほかでも供給量の拡大を計画しており、この中では延期されていた羽田からワシントンDC、ロサンゼルス、ニューアークへの就航も3月26日からの予定となっている。