TRAVOLUTIONによると、TMCスタートアップとして急成長を続けているTripActionsが新たにシリーズFで2.75億米ドルを調達した。同社は今年1月にも1.55億米ドルを調達したばかりで、これまでの累計は約13億ドルとなった。また、今回の調達後のポスト時価総額は72.5億ドル(約8257億円)となった。

TripActionsでは、今回の調達について「急速な市場への浸透と、企業向けのエンドツーエンドの出張、決済、経費管理テクノロジーへの需要の高まりを裏付けるもの」と自負するコメントを出している。

TripActionsの最近の動向では、「TripActions Liquid」と名付けた経費管理ソリューションを開発して契約獲得に取り組んでいるほか、すでに収益の30%を占める欧州での成長の継続を目指し欧州全体で150名超を年内に増員する予定で、さらに今年買収した英国の老舗TMC、リード&マッカイでもサポート体制やプロダクト、営業チームへの投資を続ける。また、個人のレジャー旅行予約サービス「Lemonade」の開発も進めている。