AVIACIONLINEによると、アリタリア航空が10月14日に運航を終了し、15日から後を引き継ぐ新会社「ITAエアウェイズ」が運航を開始した。「アリタリア」ブランドの継続も取り沙汰されてきたが(ITAの概要まとめはこちら)、9000万ユーロでブランドの権利は確保したものの、別の社名で営業していくことを決めたという。
新会社のウェブサイトはita-airways.comで、機体は青く塗装して尾翼にイタリア国旗の3色を配するデザインとし、しばらくはアリタリアの塗装で運航するが早期に切り替えていく。
また、ミッレミリアに代わる新しいロイヤルティプログラムとして「Fly」を意味する「Volare」も発表。「スマート」「プラス」「プレミアム」「エグゼクティブ」の4カテゴリーに分かれ、全日空など他の航空会社のロイヤルティプログラム会員に対してステータスマッチも提供するという。
Bloombergによると、ITAでは来年末までに大手航空会社からの出資を受け入れる計画で、現在は欧米の主要な航空会社すべてからアプローチを受けているところ。デルタ航空が提携について話し合い中であることを認めているほか、ルフトハンザも提携に興味を示している。
ただし、Simple FlyingによるとITAはスカイチームへの加盟を目指しているとのこと。