TTGによると、ロイヤルカリビアングループは今後数ヶ月で運航再開する船が増え、2022年には黒字化すると予測している。
現在は、参加のロイヤルカリビアン、セレブリティ、シルバーシーのブランドで合わせて40隻、全体の3分の2の船が運航を再開。デルタ株の感染拡大で予約に影響は受けたものの、TUIクルーズ、ハパグロイドクルーズを含めて運航再開からこれまでに50万人の乗客を受け入れ。年内に61隻中50隻が運航する予定という。
2022年の予約も順調で、単価も2019年水準を超えているところ。春までにキャッシュフローを黒字化することで、2022年通年での黒字化を達成できると見込んでいるという。
なお、Travel Pulseによるとロイヤルカリビアンクルーズでは、顧客が安心して予約できるようにキャンセル規定や支払期限を緩和することを決定。キャンセルについては、出航の48時間以内でも罰則を設けず、クレジットで全額を返金。また、最終の支払いも来年3月31日までのクルーズについてこれまでは3ヶ月前だったが、30日前とする。
また、ワクチン接種済みの顧客または接種が認められない子どもが出発14日前以降に陽性となった場合に全額を返金する措置を、4月30日出航分まで延長する判断なども発表しているという。