TTR Weeklyによると、2022年にバリ島を訪れた外国人旅行者の数は45人に留まっている。インドネシアは10月からワクチン接種を条件に旅行者の受け入れを再開したが、バリ島への国際線は復活してなく、45人はいずれもヨットで港に到着した人々だという。
外国人居住者や長期滞在者、VFRは除外されているが、2019年に627万人、2020年に105万人を迎えていた規模からすると壊滅的な状況。宿泊施設の平均稼働率も11%に留まっており、バリ州知事の「我慢」への要請に対して観光関係業者は限界を訴えているところだ。
また、The New York Timesによると、マレーシアのランカウイ島も部分的な開放の後に受け入れた外国人旅行者は数百人に留まり、期待していた数千人を大きく下回っている。
入国制限を大幅に緩和したタイは11月に10万人を超える旅行者を迎え入れたが、今年の累計は27万人弱。また、ベトナムでは11月に試験的に受け入れを再開したものの、数十人単位での流入に留まっているという。