South China Morning Postによると、香港から中国への隔離なしでの入域が12月第1週から認められるという。当初は12月17日を予定していたところから「中国指導部の最高ランク」の判断で前倒しが決まった。

また、Global Timesによると、中国からの代表団による防疫対策などの視察もすでに実施されているという。

まずは1日あたり数百人に限定される見通しだが、検査や追跡の仕組みがかどうすれば数ヶ月後には数千人にまで増やせるという。本土から香港への入域については香港市民は1日6000人、非居住者は2000人が隔離なしですでに受け入れられている。

またGlobal Timesは、東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係が「包括的戦略パートナーシップ」に格上げされ、今後幅広い分野でのより深い協力関係の構築が期待される中で相互の往来制限が緩和される可能性も伝えている。シンガポールのリー・シェンロン首相は月曜日に開催された「中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミット」で、中国とASEANが協力して「相互に国境を順次開放する」ことについて期待を示したという。