CNBCによると、米政府のアンソニー・ファウチ首席医療顧問はオミクロン株の感染が国内で拡大しているものの、ワクチンを接種していればホリデーシーズンの旅行や集まりは自粛不要との考えだ。

ワクチン接種を終えていても感染する「ブレークスルー感染」も増えているが、ワクチンを接種していてマスクを着用すれば「飛行機に乗るのは問題ない」とのこと。また、多くの人がいる屋内空間ではマスク着用が必要だが、家で家族や友人と集まるのは低リスクという。

機内で着用するマスクについては、「N95」のマスクが最良としつつ、通常のサージカルマスクや布製マスクでも問題ないと語った。

一方、ファウチ氏はABCの取材に対して、航空機内でのマスク着用義務が廃止される可能性について聞かれ、「そうなるとは思わない」と回答したとのこと。航空・旅行系ブログのView from the Wingはマスク着用の義務は科学でなく政治的問題であり、中間選挙に合わせて新型コロナウイルスへの勝利宣言が必要になる段階でマスクの義務もなくなるとの見方を示している。