Travel Weeklyによると、欧州の航空需要は2021年に順調に回復し、2022年も後退はないとの見通しだ。

航空管制機関であるユーロコントロールが示したもので、昨年1月の需要は2019年比64%減に留まっていたが夏には30%減まで回復し、10月には19%減に到達。オミクロン株の影響を受けた12月も22%減で、月末には19%減に戻ったという。

オミクロンによる影響は残っているものの、状況が改善されれば「すぐに2019年のレベルに近いところまで急速に回復する」との予測が示されている。ただし、すべての航空会社が低いロードファクターに悩まされており、平均は50%から60%に留まっているという。

なお、通年は2019年比44%減だったが、国別ではギリシャが27%減、トルコが30%減、キプロスが34%減となるなどレジャーデスティネーションが回復を先導している状況が見て取れる。