Routes Onlineによると、国際空港評議会の欧州部門(ACIヨーロッパ)は2021年の航空旅客数が2020年を30%以上上回ったものの、2019年比では59%減となり14億人少ない結果となったと発表した。

上半期のデルタ株の影響が大きく、後半にはワクチンの普及や太平洋路線の需要増により回復傾向となったものの、オミクロン株の出現で鈍化した。

こうしたなかで、Travel WeeklyによるとACIヨーロッパのほか航空会社のAirlines for Europe、クルーズのCLIA、旅行会社やツアーオペレーターのECTAA、ETOAなどが共同で各国の渡航制限の統一化を要望。フランスやイタリア、デンマークなどが欧州委による「ワクチンはブースター接種なしで9ヶ月有効」との発表に従わず有効期限を短縮していることを批判した。