Aviation Weekによると、国際民間航空機関(ICAO)と航空機リースのAvolon、コンサルティング会社のIBAは2022年の動向予測を発表し、2022年中にさらに20社の航空会社の破綻を予測した。またICAOは2050年の成長予測を引き下げた。
航空会社の破綻と再編は2020年と2021年に合計63機あり、1924機の機材に影響。IBAは「2022年に黒字化する地域は北米のみで、今年は200機を運航する20社が破綻する」と予想。インフレ、燃油価格の上昇、税制が主因という。
ICAOの長期予測は、2018年から2050年までの有償旅客キロ(RPK)の平均成長率見通しをコロナ前の4.2%から3.6%に引き下げ。今年については、楽観的シナリオでは2019年比で国内線が95%、国際線が73%まで戻る予想だが、悲観的にはそれぞれ86%と58%に留まるとした。
回復は地域ごとの落差が大きく、米大陸と欧州が先行し、中東・アフリカは中程度、アジア太平洋は最も遅れる可能性がある。
記事では、それぞれの見通しの概要や航空機の機種別需要予測なども紹介されている。