米国のビジネス誌FAST COMPANYは3月8日、2022年版の「最もイノベーティブな旅行系企業10社」の記事を公開した

1位はOTAのホッパー(Hopper)で、昨年7月時点で米国で最も多くダウンロードされた旅行予約アプリとなったのに続く高い評価となった。航空券や宿泊の購入時にユーザーの費用節約を助ける料金動向予測技術を強みとしているほか、さらに「運賃仮押さえ」やキャンセル保険などのフィンテックサービスを次々開発し、それが総収入の50%に成長。そうしたツールはB2Bでも提供している。

2位はビザやその他の渡航文書の取得や保存などにフォーカスしたAtlys。3位は業務渡航テックのDEEMで、昨年2月には出張者にとっての快適さや健康、安全などを優先して予約できるアプリ「Etta」も稼働。1人での出張や女性、LGBTQ+などの条件に合った地域ごとのローカルな安全情報なども確認できるという。

4位以下は、AIで空域を管理するAIRSPACE INTELLIGENCE、よりスマートな空港キオスクを開発するELENIUM AUTOMATION、「かつては国の恥だったラガーディア空港を米国の最も印象的な玄関口の一つとした」HOK ARCHITECTS、カナダの先住民が経営する旅行観光企業を認知して盛り上げるための認定マーク「The Original Original」を作成したカナダ先住民観光協会、ワクチン普及の平等性を事業戦略や全体のミッションに組み込み実際にデスティネーションで接種を促進しているINTREPID TRAVEL、障害のある旅行者に特化したWHEEL THE WORLD、自社でもホテルを運営しながら経費管理やワークフローを合理化するソフトウェアを他ホテルにも提供し収益性を200%以上、純収益を45%以上増加させているLIFE HOUSEが選ばれた。

記事ではそれぞれの企業・団体について概要や受賞理由が記されている。