TRAVOLUTIONによると、欧州のOTAであるeDreams Odigeoは2025年までに500人超を新規採用して従業員数を倍増する計画だ。

まずは200人の募集を始め、特に既存のバルセロナ、マドリード、ブダペストに加えてポルトとミラノに新設する開発拠点での獲得を目指す。

この背景には同社のサブスクリプション事業が好調に推移していることがあるといい、25年にはサブスクリプションの会員が725万人に達し、予約全体の66%がそれらの会員からもたらされるとの見通しだ。

また、SkiftによるとTUIグループもテクノロジー人材の採用を強化。7年前には開発者が約100人しかいなかったが現在は600名に増加。現在も200以上のポジションで募集しているほか、子会社のMusementでも300人を抱えている。

TUIでは、例えばスペインやギリシャ、トルコなどでの空港送迎の最適化などでテクノロジーを活用しており、スペインのマヨルカ島ではピーク時に1日の同じ時間帯に2万人の旅行者が到着してホテルやクルーズ船に移動するといい、そのオペレーションの効率化を推し進めているという。