ロンドン・ヒースロー空港は最新の業績レポートのなかで今年の旅客数予想をこれまでの4550万人から5280万人に引き上げた。2019年の8089万人には及ばないものの、昨年1年間の実績は1939万人で大幅な増加となる。

ただし、この上方修正は夏にかけてのレジャー需要が牽引するもので、秋以降については「バブル」が弾けて大きく冷え込むとも予想。燃油価格の高騰やGDP成長率の伸び悩み、ウクライナ戦争にコロナも加わって需要を押し下げるとの考えで、すでに秋以降に路線便数の削減を予定する航空会社もあるという。