旅行観光系企業が2022年1月から3月の決算を発表し、順調な回復を報告している。それぞれの詳細は出典元の記事やIR情報で確認可能。
Booking Holdingsは取扱額が273億ドルに達し、四半期あたりの最高額を更新。調整後EBITDAも前年の1.95億ドルの赤字から3.1億ドルの黒字に転換した。(出典:PhocusWire)
Expedia Groupは取扱額が244億ドルで2019年比83%。調整後EBITDAは1.73億ドルで2019年並みに。(出典:PhocusWire)
Tripadvisorは収益が2.62億ドルとなって2019年の70%まで戻した。調整後EBITDAは2700万ドルの黒字で前年の赤字2600万ドルから回復。(出典:PhocusWire)
Marriott Internationalは収益が42億ドルで前年比181%。純損益も1100万ドルの赤字から3.77億ドルの黒字に。3月のADRは2019年比105%。特にラグジュアリークラスが好調だったほかレジャーも2019年比110%。オンラインの直販も過去最高に。(出典:Travel Weekly)
Hiltonの収益は17.2億ドルで前年比196%増。純損益は1.08億ドルの赤字から2.11億ドルの黒字となった。今年後半から来年にかけての団体・イベント需要も旺盛で、2023年には2019年水準への回復も予想している。(出典:Skift)
Accorは収益が前年比185%の7.01億ユーロ。特にホテル事業は205%と大きく改善したが2019年比は75%に留まる。(出典:プレスリリース)
Wyndham Hotels & Resortsの収益は前年比122%の3.71億ドルで純利益は同442%の1.06億ドル。RevPARは139%。(出典:プレスリリース)
Airbnbの収益は15億ドルで2019年比180%。純損失は1900万ドルで、2019年から2.73億ドルの改善。フリーキャッシュフローは過去最高の12億ドルに。なおExpediaの民泊事業Vrboも積極的なブランドマーケティングなどの甲斐もあって予約が2019年超え。(出典:プレスリリース)
ルフトハンザ・グループは収益が前年比109%の53.63億ユーロ。特に純損益は10.49億ユーロから5.84億ユーロに回復。グループ全体の旅客数も1300万人に達して4倍超に。(出典:プレスリリース)
大韓航空は収益が2.8兆ウォンとなり営業利益の78.8億ウォンは四半期あたりで過去最高を更新(前回は昨年第4四半期)。旅客事業も回復しているが引き続き貨物好調。(出典:Asian Aviation)
Royal Caribbean Groupは収益が10.6億ドルで前年比2521%も営業損益は前年の8.1億ドルの赤字を下回る8.6億ドルの赤字。ただしキャッシュフローは改善傾向で予約回復も順調。(出典:プレスリリース)
Uberは取扱額が264億ドルで前年比135%。収益も前年比236%の69億ドルで、過去最高だった昨年第4四半期を上回った。(出典:プレスリリース)
Avis Budget Groupは調整後EBITDAが8.1億ドルの黒字で過去最高、通常はローシーズンにも関わらず2019年の通年も上回る。オミクロンで1Qは苦戦したが以降は改善し法人需要も2019年超え。収益は24億ドルで2019年比127%。純利益も5.27億ドルで前年の1.7億ドルの赤字から回復。(出典:Travel Weekly)
Comcastののテーマパーク事業でユニバーサル・オーランド・リゾートはEBITDAが第1四半期として過去最高を更新。テーマパーク事業全体の収益は15.6億ドルで前年比252%。USJも人数制限緩和により4月はコロナ前の水準に。(出典:Travel Weekly)