Al Jazeeraによると、パキスタンでは熱波による記録的な暑さに見舞われ観光産業に影響が出ている。
東部の都市ラホールでは5月末まで外国人旅行者を迎えるのが通常だったが、4月が過去61年間で最も暑い4月となり、5月には気温が40度に到達。そして、従来であれば旅行者はラホールに数日滞在してからパンジャブ州の南部へ向かい、それから北部の山を訪れるのが通例だったが、今年は3月や4月に到着した旅行者がすぐにでも山へ向かいたいと希望。
気温の上昇で北部の観光地が例年より早く旅行者の受け入れを始めていることも影響しているといい、9.11以降の情勢やコロナ禍で大きな打撃を受けてきたラホールの観光産業にとってさらに手痛い一撃となっているという。