THE POINTS GUYによると、米国の鉄道アムトラックで利用者層の多様化が進んでいる。
コロナ前はビジネス利用が中心だったがコロナ禍で乗客数が激減。しかし、最近では週によっては予約率がコロナ前の80%程度まで戻ってきており、例えば4月には乗客の31%が出張でも通勤・通学でもない「新しい客層」となっているとのこと。帰省やVFRもありレジャー利用とも言い切れないものの、若年層で鉄道旅行が選択肢として人気を得始めているという。
バイデン政権下で、アムトラックを含む米国の鉄道は660億ドルの資金供給が決まっており、今後はレールや駅、人材などへの投資が見込まれるところ。
また、Travel Off Pathによると、今年と来年の夏には、ニューヨークから避暑地として知られるニューイングランドのバークシャーを取ってマサチューセッツ州のピッツフィールドまで向かう路線を試験的に運行する計画で、ハドソン川沿いの景色を楽しめる路線となるという。
なお、課題としてはファミリールームやスリーパーベッドルームの人気も高いものの、人員不足で需要に供給が追いついていないことという。