世界の旅行観光産業ではコロナ禍からのリカバリーに際して人手不足の問題が深刻化しているが、GLOBETRENDERによると英国ではホテルの採用支援につながる新たなホスピタリティスクールが誕生した。
Saira Hospitalityが立ち上げたもので、ホテルと提携し求職者への教育と職業訓練の機会を提供。対象者は若者やホームレス、難民、元受刑者などで、それぞれの分野で活動する慈善団体と提携して候補者を集めている。
ホテル側は今のところHoxtonやCitizenM、Nobu Portman Square、Hilton Bankside、Pan Pacificなどロンドン市内の9軒と契約しており、研修生は各ホテルでのワークショップに参加してホテル運営について学び、フロントなど接客業務とバックオフィス業務のどちらで働きたいか、どのような職種が自分に最も適しているかを判断できるようにようにしているという。