TRAVOLUTIONによると、英国の大手旅行会社Hays Travelが新たな求人募集方法を試したところ応募率が大きく高まった。
英国ではアプレンティスシップという若者を対象とした有給の研修制度があり、Haysでは542人が参加しているが、それらの研修生からは採用プロセスが「ゴミ」だと酷評されていたとのこと。
そこで経営者が旅行業の求人募集で重要と考えられるポイントを教えて後は任せたところ、彼らはそれを一切守らないソーシャルメディアの動画を投稿。TikTokでは若いスタッフが仕事を楽しんでいる様子などを映した短い動画がアップロードされ、結果として1つの求人あたりの応募件数が4件から14.5件にまで増えたという。
なお、このほか同経営者は、企業がスタッフに接する際の「尊厳と尊敬」の重要性を指摘しているほか、「楽しさ」を大切にする企業文化も人材獲得に役立っているといい「人は金のために転職するが、愛のためになら留まる」とも語っているという。