Travel Weeklyによると、USトラベルアソシエーション(USTA)は2023年の訪米旅行者数の見通しを引き下げた。
今年6月時点では2019年比で2020年が67%、2023年には82%まで回復すると予想していたが、それぞれ63%と75%へと修正した。2年間で800万人の旅行者と280億ドルの消費額が失われることを意味するという。
完全回復は2025年以降の予測で、具体的には2019年が7940万人であったのが2020年に1920万人となり、今年は5020万人、来年は6000万人、2024年は7540万人、2025年が8480万人、2026年は8900万人とした。
米国を訪れる際のビザ取得は現在、必要な大使館での面接までの待ち時間が400日以上となるケースもあるなど問題視されている。
なお、BUSINESS TRAVEL NEWSによるとPwCは米国の宿泊業界について2023年の見通しを発表し、RevPARが2022年は過去最高水準となったものの、2023年は景気後退の懸念は高く値上がりは継続するが減速すると予測している。