PhocusWireによると、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)がリヤドで開催したグローバルサミットのパネルディスカッションで、旅行者ニーズの変化などのトレンドが紹介された。

「モノからコトへ」の変化が活発になっているが、マリオット・インターナショナルのCEOはさらに今後も加速すると予測。「どこに行くか」よりも「何をしたいか」が先に来るようになってきているといい、ファンドのセタレス創業者も「10億ドルをどこに投資するか」の質問に対して「ウェルネスとアドベンチャー」と回答したという。

また、別のパネルディスカッションではインドネシアの大臣が「よりパーソナライズ、ローカライズ、カスタマイズし、さらにサイズも小さい」ことが観光の新しいトレンドと指摘。以前は「太陽と海と砂」が求められていたところが「静けさ、精神性、持続可能性」が重要となり、植樹や村々での住民との交流に注目が集まっているという。

そしてアコーの会長兼CEOは「過去50年間のビジネスのやり方を新しい世界、よりよい世界へと見直す必要がある」と指摘。ホテルは地元住民にも目を向け、「朝の7時から夜の11時までの間も忙しくあること」が重要としたとのこと。

記事ではさらに出張需要の変化やワーケーション、官民連携の必要性などについても幅広く説明されている。