CoStarによると、Lodging Analytics Research & Consultingが2023年の米国の宿泊市場について見通しを示し、レジャーのリベンジ需要がある程度解消されて減速する一方、ビジネスイベントの需要が伸びると予想した。

根拠のひとつは来年のコンベンションセンターの利用予約が前年比13%増のペースで伸びているためで、これをもとにホテルも団体需要が2桁増となるとした。レジャーについては、コロナ禍で増加した個人貯蓄がリベンジ消費で吐き出されインフレもあって今年ほどの伸びはないと予想。とはいえ2019年比では30%増としている。

ただし業務渡航需要については、オフィス利用率が2019年から半減していることから悲観的。とはいえ企業が短期出張を減らす代わりに大規模な商談会などのイベントに予算を投じる可能性もあり、やはりビジネスイベントが注目されるという。