Skiftによると、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームはこのほど発表したレポートで、航空旅客ごとの環境負荷を評価する際には利用する座席クラスよりも支払った運賃の大小を重視するべきとの考えを披露した。

従来はファースト、ビジネスなど座席が大きければ大きいほど二酸化炭素の総排出量に占める割合が高いと考えられてきたが、実際には多く支払えば支払う人ほど航空会社の運航を助けているとの考え。

言い換えると、ある旅客が別の旅客より2倍高い運賃を支払っていれば航空会社の収益に2倍貢献しているわけだから排出量の負担も2倍であるべき、との主張で、環境税などもこれに従って課されるべきとのこと。この考えに基づけば、高い運賃がさらに高額になっていくことになる。