米Travel Weeklyは2月14日、カーニバルコーポレーションによる食品廃棄物処理の取り組みを紹介する記事を公開した

食品ロスや食品廃棄物は大きな二酸化炭素排出源としても問題になっているが、カーニバルコーポレーションでは各ブランドの船に生ゴミを分解する装置(food waste digester)を600台以上設置。これによりパイナップルの芯や鳥の骨などのゴミや食べ残しを小さめのパルプに分解し、それを陸から少なくとも12マイル離れた海域で海に放出しているという。処理した生ゴミの量は昨年だけで3.6万トンを超えたとのこと。

カーニバルは、2010年代には汚水やプラスチックの混ざった生ゴミを海洋投棄するなど海洋汚染を繰り返して罰金を課されていたこともあったが、以降は改善に力を入れてきており、一部では乾燥装置も組み合わせてさらに細かく分解することを可能にしているという。