Aviation Weekによると、米運輸省(DOT)はユナイテッド航空(UA)が要望していた羽田/グアム線の就航を否定した。
これは、ハワイアン航空(HA)がコナとホノルルで合計週7便分を保有していながら利用が一部分に留まっていた発着枠について、UAが9月に再配分を求めて申請していたもの。
HAはこれに対して冬ダイヤでは増便し来年3月にはデイリー化するとして配分を維持できるよう訴えていたところ、DOTは日本発の需要回復が遅れていることも考慮して現状維持の判断を下したという。
ただし、ハワイアン航空に対しては主張通りの増便を実現を求めるための追加措置を決定。60日ごとに進捗状況を報告するよう求めた。またUAに対しても今回の申請却下は今後の判断に影響を及ぼすものではない(without prejudice)として機会があれば自由に再申請可能と記したという。
なお、羽田/米国線ではデルタ航空が羽田/ポートランド線の発着枠の返上を決定。ここでもUAはヒューストン線の就航を申請済みだが、こちらは別にDOTの判断が下ることになる。