米国、海外出張の回復は25年か、再開した企業は35%のみ
Tourism Economicsの予測によると、米国の国内出張の市場規模は2019年に2700億ドルだったが2020年に880億ドルに減少し、2024年に2710億ドルと2019年を上回る予想。
一方、海外への出張は19年が360億ドル、2020年が73億ドルで、2025年に360億ドルを回復するとした。
Tourism Economicsでは、「リーマン・ショック後に出張旅費を維持した企業は、削減した企業よりも良い業績を残した」とし、出張の早期再開の必要性を訴えている。
また、USトラベルアソシエーションは、現時点でビジネスに関連する旅行を再開している企業は米国で全体の35%に留まっていると発表し、特にビジネスイベントの再開を呼びかけるキャンペーン「Let’s Meet There」の実施計画を明かしている。
ビジネスイベント再開の課題は、州や都市ごとに再開計画が異なっていて、開催地の選定や実際の開催が困難であることだという。