FRANCE24などによると、グアム政府観光局(GVB)は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、外国人向けのワクチンツーリズムプログラム「Air V&V」を停止した。

グアムではこれまでに1万人超の感染者が出ているが、このうち約1000人弱が8月末の1週間だけで増えるなど最近になってデルタ株が猛威を振るっており、学校閉鎖などの対策を取っている。

Air V&Vは7月に開始したプログラムで、グアムに来てワクチンを接種しつつ滞在してもらおうとするもの。これまでにAir V&Vが感染急増をもたらしたことを示すデータはないという。

Air V&Vでの来訪はこれまで台湾からのみで、最後の記録は8月22日で止まっているため、実際には大きな影響はないとのこと。

なお、グアムでは8月末からレストランやバー、クラブ、ジム、映画館などを利用する際にワクチンの接種証明の提示が求められるようになっている


※追記(2021年9月6日15時00分):THE GUAM DAILY POSTPacific Daily Newsは、GVB側からの「Air V&Vプログラムは停止してなく受け入れも継続中」とするコメントを紹介する記事を掲載している。