travelmarket reportによると、アイルランド首相はこのほど、10月に新型コロナウィルス対策として導入していた行動制限のほとんどを廃止する計画を公表した。

来週以降、段階的に制限を緩和していき、10月22日以降はソーシャルディスタンスや屋内外でのマスク着用などの義務も撤廃する。

具体的には、来週月曜日から施設のキャパシティの60%を上限とすること、参加者全員がワクチンを接種しているか免疫を保有していることを条件に、屋内でのイベントや大人数の集まりを許可。屋外はキャパシティの75%まで認める。さらに9月20日以降は、スポーツや芸術、文化、ダンスの教室など屋内の集まりも100人を上限に認め、屋外の制限は撤廃する。

アイルランドでは12歳以上の80%、成人の90%がワクチン接種を完了しており、首相は「国のワクチン接種チームの働きと、国民の皆さんが順次ワクチンを接種してくれたことで、コロナ禍において全く新しい段階に進むことができる」と発言したとのこと。

ただし、リスクを注視し、個人のレベルでも集団のレベルでもそのリスクをコントロールするための努力をする必要があるとも釘を差したという。

なお、欧州ではデンマークも同様に今月から行動制限を終了している。