Travel Weeklyによると、アラスカ州選出の議員がアラスカクルーズを運航する際に求められる海外の港への「ワンタッチ」を恒久的に不要とする法案を準備している。

米国では、外国船籍の客船が国内のクルーズを運航する際に米国以外の国の港に立ち寄ることを必須とする法律(PVSA)があり、アラスカ州とその他の州を結ぶクルーズについては必然的にカナダへの立ち寄りが必須となってきた。

しかし、コロナ禍でカナダ政府が受け入れを拒否したことで、現在は暫定的にPVSAをの適用を除外する措置をとって運航が再開されており、新法案はこの措置を恒久化しようとするもの。

厳密には、1000人以上を運ぶ客船を対象とし、乗客定員が1000人以上の客船が米国で製造された場合にはそれらの客船のみを運航可能とする形という。