国際航空運送協会(IATA)は10月5日、カンタス、ジェットスター、カタール、エティハド、ロイヤルヨルダン、ジャジーラの各航空会社がIATAトラベルパスの正式導入を決めたと発表した。先月末にはエミレーツ航空が他社に先駆けて全路線への展開を発表しており、今回の6社はこれに追随することになる。

IATAトラベルパスはいわゆるワクチンパスポートとして検査結果やワクチンの接種証明を格納し、搭乗や出入国で活用することを意図したもので、これまで11ヶ月をかけて76の航空会社が試験的に利用してきている。

現在でも52ヶ国のワクチン証明書を管理できるが、11月末には74ヶ国に増え、この段階で世界の旅客数の85%をカバーできる見通しだ。