LUXURY TRAVEL ADVISORによると、マリオット・インターナショナルのカプアーノCEOがこのほどホテル産業がこれから向き合うことになる課題について語った。
同氏によると、コロナ禍の直接的な影響以外で直面しているのが労働力不足で、世界の旅行観光産業で働いていた労働者の20%が完全に業界から離れてしまったという統計もあるといい、「旅行観光産業がエキサイティングで面白く、一生をかけてキャリアを築くことができる業界」であるという自信を取り戻さなければならず、また経験の浅い従業員に対するトレーニングの問題にも対処する必要があると語った。
また、観光を学びこれから社会に出る若者たちを雇用することも次の課題で、その際には彼らがサステナビリティやダイバーシティ、インクルージョンといった価値観を重視しており、通り一遍の表面的な対応では満足しないことも留意が必要とのこと。会社の管理職や経営陣にどれだけ女性がいるかといった具体的な取り組みが重要になるとの考えだ。