CNNは、昨年11月から発生しているエチオピア北部のティグレ州の紛争に関連し、エチオピア航空が軍事用武器を輸送したと報じた。エチオピア航空側は否定しているが、事実であった場合、民間航空機が軍需品や戦争の道具を輸送することを禁じたシカゴ条約に違反し、また米国路線の運航に際して有利に働くアフリカ成長機会法の適用を取り消されて大きな経済的損失を被る可能性があるという。

報じられているのは、エチオピア政府がエチオピア航空にライフルや迫撃砲、狙撃用のスタンドが装着されたトヨタ製ピックアップなどを隣国のエリトリアへ運ばせ、エリトリアとエチオピア軍が協力して反乱鎮圧に動いたというもの。

記事では、リークされた武器の写真や積荷目録、エリトリア国内に入ってから航路が記録されなくなっているFlightrader24の履歴などを証拠として提示している。