Travel Weeklyによると、英国の旅行業界で記録的な人材不足状態となっている。

多くの旅行会社やツアーオペレーターが求人を出しているが「史上最悪の人材不足」状況で、福利厚生など条件の見直しが求められているところ。給与の引き上げも選択肢だが、求職者側はワークライフバランスを求めておりコロナ禍で浸透したハイブリッドな働き方が重視されるという。

人材紹介企業では、来年第1四半期の採用を考えている旅行会社に対し、より多くの金額を提示できないのであれば今すぐ採用を始めて福利厚生を充実するか社員に知人の紹介を求めるよう呼びかけているとのこと。

ブリティッシュ・エアウェイズも来夏ダイヤを見据えて客室乗務員の採用を強化。人数は不明だが、以前は昨年の1万人削減に対し3000人の再雇用が必要であると示唆していたという。飛行手当などの福利厚生により年間で最大2.8万ポンドの支給を提示するほか、社員向けの無料搭乗も「6ヶ月間勤務してから」の規則を撤廃したという。