PhocusWireによると、航空会社のアンシラリー収入が2021年は合計で前年比13%増となる658億ドル(約7.4兆円)に達すると見られるという。このうちサービスの「アラカルト販売」が63%、マイレージプログラムの収入やレンタカーやホテルなどの販売によるコミッション収入が残りの37%超を占めるという。

CarTrawlerの調査によるもので、消費者がより柔軟でパーソナライズされた選択肢を求めていることの表れとの分析。また、ワーケーションなどによる滞在期間の長期化で預け入れ手荷物が増えた可能性もあるという。

2022年には、このように変化する消費者のニーズに対して柔軟な発想でアンシラリーサービスを提供できる航空会社が業績を伸ばすとしている。

旅客1人あたりのアンシラリー収入は、2012年には12.13ドルだったところが2019年には23.91ドルとなり、さらに今年は27.60ドルにまで上昇する見込みという。